いやー、最近寒くなってきましたね。
マエストロでは以前からインレイのキューを製作したいと考えていました。 いよいよ、キュー製作の体制ができてきたので、その準備と打ち合わせ等も色々しています。 ベースに使う木も数年前から寝かせてある極上の物を使用した、ちょっとほかにはないキューを製作できるといいな などと企んでおります。
うちのデザイナー兼インレイ担当が、ものすごいアイディアを絞り出しできてくれます。 いままでにない(詳しくは言えませんが)製法、デザイン、の男性が持っても女性が持ってもかっこいいキューが出来上がりそうな予感です。 僕も密かにあたためていたデザインがあるのですが、なんかこのデザイナーさんのデザインを見るとどうでもよくなってしまいそうです・・・。(涙) おっと、話がどんどん違う方向にいってしまいそうなので、インレイリングの話を。
今回お客様のご依頼でリングを製作することになりました。
当初はインレイができなかったため、シルバーの太めのリングを入れるということで打ち合わせを終了したのですが しばらくして、インレイ担当の職人さんが『多分できるけど・・・。』とか言ってます。 じゃー、やってみるか!!(もちろん入念にテストはきちんとやってます) ってことで、太いリングはやめて、インレイを入れる事に・・・。
今回はインレイ部分は銀を使いました。 ルーペを使っての作業で、0.1mm単位で調整をします。 インレイパーツはプログラミングの作業からスタートです。仕上がったインレイパーツは、ピッタリ過ぎてはまらないので、やわらかいハンマーでたたいて押し込みます。けっこうな精度ですね^^ 上の写真は塗装中の画像ですね。下の写真は、まだ塗装の途中段階なのですが、完成間近の写真です。
しかし、かっこいい!! シルバーの輝きがステキ(^^) キューを回す度にシルバーがキラキラと輝きます。 塗装作業が進むにつれ、どんどん輝きを増し、見とれてしまいます^^
実は最近マエストロではリングの作り方にも変化がありまして 以前は、旋盤のみでリングを作っていたのですが、インレイマシンを利用して作るようになりました。
かなり正確なリングを作る事ができます!!
もう一つ、同時期に制作したシャフトのご紹介↑